峰岸 透(みねぎし とおる)は、主にゲームミュージックを手掛ける日本の作曲家、声優。任天堂所属。任天堂に所属しているゲーム音楽作曲家。情報開発本部制作部に所属している。1998年に任天堂へ入社。主にゼルダの伝説シリーズを担当しており、ムジュラの仮面でサブコンポーザーとして近藤浩治氏と共に担当したのが最初となる。代表作は『Splatoon』シリーズ、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』など。作曲のほかに『スーパーマリオサンシャイン』などでは効果音製作、『マリオテニスGC』などでは声の出演と、オーディオ全般にわたる仕事を行っている。またゲームキューブの起動音の製作も峰岸氏によるもの。任天堂へ入社する前はSCBこと上智大学吹奏楽研究会でドラムを演奏しており、そのためリズム感のある生演奏系の音楽を得意している。英語版のゼルダの伝説公式HPに掲載されている、まだ開発中の段階でのトワイライトプリンセスのスタッフインタビューによれば、音楽(特にラテンやタンゴ)好きの両親のもとで音楽に囲まれて過ごし、様々なジャンルの音楽に親しみながら育ったと言う。インタビューではペレス・プラードのようなラテン音楽や、少年時代に初代『ゼルダの伝説』の音楽に感動したことや、11歳の時に聴いて感銘を受けたムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」などの音楽体験が語られている。学生時代は吹奏楽団に所属したりバンドを組んだりし、自然に音楽の道を志すようになったとのことで、独学で作曲を学んだ。同インタビューではゲーム音楽を作る上で非常に大切な事として、ありとあらゆるジャンルの音楽に親しむことを挙げている。例えば『どうぶつの森』で「とたたけミュージック」の作曲を担当した際、50種類近くものジャンルの音楽を書かなくてはいけなかったことに苦労させられたという。また「最近好きな音楽」としても、洋楽のスティングやクラシック音楽のモーリス・ラヴェル、ミュージカル作曲家のアンドルー・ロイド・ウェバー、ディズニーアニメ映画作曲家のアラン・メンケンなど幅広いアーティストを挙げている。